
注文住宅で耐震等級3を取得したことで、地震に対して妙に強気になってしまった時期がありました。耐震等級3なら安全だという思い込みが生まれ、防災対策を後回しにしてしまっていたのです。
耐震等級3の注文住宅なら倒壊のリスクが低いから大丈夫だろうと考え、非常食や懐中電灯などの備えをきちんとしていませんでした。しかし、耐震等級が高いからといって停電や断水が起きないわけではありません。本来であれば、家の性能とは別に防災準備をしておくべきでした。
家具の転倒防止を軽視していた
また、地震保険の割引があることで安心してしまい、家具の転倒防止対策も十分に行っていませんでした。注文住宅の構造がしっかりしていても、室内の家具が倒れてしまえば怪我をする可能性があります。
実際に数年前の地震で棚から物が落ち、初めて室内の安全対策の重要性を実感しました。耐震等級3の住宅でも、室内の安全対策は別の問題であることに気付かされた出来事でした。
注文住宅の構造性能に安心しすぎてしまったことが、防災意識の低下につながっていたのは皮肉な結果だったと感じています。
耐震等級の数字にこだわりすぎていた
注文住宅を建てる前は、耐震等級について深く考えたことはありませんでした。しかし一度意識し始めると、その数字ばかり気にするようになってしまいました。
注文住宅の打ち合わせでも、耐震等級の話題ばかりを出していたことを覚えています。壁の配置や柱の太さが耐震等級にどう影響するのかなど、細かな部分まで質問していました。
他の家の耐震等級まで気になるように
その影響で、友人の家を訪れるときにも「この家の耐震等級はいくつだろう」と考えてしまうことがありました。築年数や構造を見て勝手に耐震等級を推測し、我が家の注文住宅と比較してしまうこともありました。
職場で地震の話題が出ると、耐震等級について調べていた頃のことを思い出します。注文住宅を建てるにあたって、耐震等級には知っておくべき情報が多くあると感じました。
耐震等級は大切だがバランスも重要
今では耐震等級3の注文住宅に住んでいることに満足していますが、以前のように数字に執着することはなくなりました。建築中は耐震等級の数字ばかり気にしてしまい、家づくりそのものの楽しさを少し減らしてしまっていたかもしれません。
耐震等級は住まいの安全性を考えるうえで非常に重要な要素です。しかし、それだけが家の価値ではありません。デザインや暮らしやすさ、家族のライフスタイルなど、さまざまな要素とのバランスを考えることが大切だと感じています。